三ばか大将

堕ちる所まで墜ちた感の我が国の首相選びである。

そもそも政権交代自体に大した意味もなく、国民にとってはガス抜き程度の疑似革命であるからは、劇的な変化などあるわけはない。元よりそんな期待は誰もしてはいない。

が、その茶番劇の出演者たるや、ドサ回りもいいところである。

汚れ役としての自分ののりを越え、国家の代表として親授式に臨むという役違いを受けてしまった小沢。喧嘩を売ったかと思うとすぐ腰砕けになってしまう菅。そして一国の総理を勤めながら引退宣言を平然と翻し、あまつさえ両者の間をウロウロして、まるでキングメーカー気取りの鳩山。三人ともに己を知らず、恥知らず、天罰知らぬ大だわけである。

「我々は我々以上の宰相を持てない」とは山本夏彦翁の至言だが、ついに我々は、我々以下の宰相を持つに至ったのである。

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