住吉っさん

今朝は早起きして松竹座昼の部観劇の前に住吉大社にお詣りする。厄よけ神仏めぐりの第三弾。


急ぎ足で社殿を回り、ご祈祷をお願いする。祈祷殿は先約の祈祷最中との事で、神楽殿でやってもらう事に。
ここ住吉大社には以前河東節の「泰平住吉踊」を奉納演奏する為に伺った事がある。その時は祈祷殿であったので、今日は神楽殿に入れてラッキー。ここの巫女さんは頭に松の飾りを着けているのが特徴である。
厳かにお祓いをしてもらい、気分良く劇場へ。

「男の花道」は長谷川一夫の当たり芸だが、藤十郎のこってりした芸を見るには打ってつけ。昭和を感じさせる洋楽伴奏には回りの女性客から「三味線の方がいい」と苦情が出ていたが、いかにも「男の花道」って感じで私はそんなに嫌いじゃない。
それよりも、歌右衛門が舞台を放り出して玄碩の窮地に駆けつける設定に、もう少し説得力が欲しい。
脚本に手を入れればもっと面白くなる筈である。

いずれにしても、同じ狂言ばかり見せられている私たちにとって、珍しい演し物は大歓迎である。
「土屋主税」では染五郎の大高源吾が二枚目ぶりといい、仇討ち前の、誰に何を言われても動じない覚悟のハラを見せて上々。
他に薪車が微妙な役どころを上手く押さえて敢闘賞。以前「吉野山」の藤太の三枚目ぶりに驚いた事があるが、この人は将来貴重な役者になること請け合いである。

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