京の名店その四

今日はむーちゃん、えみちゃんに同業者のT君の四人で鳥料理の「あん」さんへ。
新年会以来五ヶ月ぶりの訪問。
ここは知る人ぞ知る取って置きの名店で、某茶道御家元が御一家で通っていらっしゃるほどの裏ミシュラン的存在。
しかし、場所も中心部から離れた住宅街に有り、店構えといい値段といいごく庶民的な店である。
が、その料理のグレードたるや、一度行ったら生涯鳥はここ!とならざるを得ないほど。


まずは湯呑みに入ったスープが出される。水炊きの名店「萬次郎」の白いスープもいいが、ここのは澄んでいてあっさり、アクセントの胡椒が食欲を沸き立たせる。


砂ずり、ささみなど生物の種類も豊富だが、今日は「心造り」を。辛子とネギ、胡麻で美味さ倍増。んー、新鮮。


続いて「手羽先焼き」。これがそんじょそこらのとは肉付きが違う。プリっとしていて食べごたえ抜群。一つで結構満足出来るボリューム。と言いつつ私は二個いただく。


串焼きのねぎま、砂ずりの後、えみちゃん絶対オススメの「もも蒸し」。
麗人の肌のごとき白い肉を一口頬張ると、舌よりも上顎が歓喜の声を上げる。う、う、うんまーい!
なんたるジューシー、なんたる柔らかさ、なんたる香りの良さ。ぽん酢をちょっとだけつけて、新玉ねぎと一緒に。書いてる今も思い出しよだれが。
蒸し鳥は舌でなく上顎で味わうべし。これ美馬学説。


お次は「皮揚げ」。パリッと香ばしく、酒が進む進む。進は前に座って食っている。


そしていよいよメインディッシュの「ももかつ」がドーンと来た。
迫力満点。堂々の関鳥ぶりである。外はサクッ、カリッ、中はジュワー。アチチチチ、ふぅふぉふぉふぉ、バリバリバリ、ゴックン。うんめっ。

今日は「かつ」にしたが、パン粉をつけない「もも揚げ」もまた格別。


この後水炊きも出来るが今日はあっさり雑炊で〆る。

ひたすら鳥尽くしで栄養的には野菜不足だが「いやー食った食った」という満足感は得難いもの。がっつり系の中では不動の横綱店である。


ちなみに店の名は「あ」から「ん」、つまり、始めと終わり、大きく言ったら宇宙全体、でしょ?と初めて来た時大将に聞いたら「よう分からはりますねえ。初めて言われました」とビックリされた。

当ずっぽ
酔いにまかせて
大当り




食後はもり多さんから市さんへはしご
この秋ごふく美馬パーティーに地方で出演してもらう宮川町の弥千穂ちゃんと合流。
的に当たった矢、千の字、稲穂で表した弥千穂格子の着物が粋。

呉服・着物・和装 高知県高知市 (c) ごふく美馬.