京の名店その五

携帯のデータフォルダを整理していたらこんな写真が。
四月に上七軒へ行った時の一コマ。
北野をどりの後、時間も早いので市さんで出前を取ってもらう。
出前といっても来々軒ではない。
上七軒にその名も高き、西洋料理「萬春」。
昔から西陣の旦那衆、上七軒のお茶屋御用達の名店である。


まずは進イチオシの牛タタキ。


でもやっぱりタンも食べたくて、牛タンタタキとダブルタタキ!
ここらのランクは肉の良いのはもちろんの事、薬味、ぽん酢、付け合わせ全てがクオリティが高い。
ネギ、にんにく、クレソン、大葉、紅葉おろし、クラッシュアイス、言う事無し。
書いてる今も肉汁とぽん酢とおろしの水分がジュワーっと又ひんやりと舌に乗って来る。
料理とワイン、食材と食材、人間と人間、要は全て「掛け合わせ」「取り合わせ」の妙である。
これを知る者のみ、人生の旨味を知る。


続いて大好物のオニオングラタン。
なにゆえこれが好きか?
もとより汁無しでは生きて行けぬ私だが、新しいホテルでルームサービスのメニューにこれがあると必ず注文する。おそらくこの先何百何千年人類が生きたとしても、これは不滅の料理だろう。

玉葱という物の凄さ。庶民から貴族まで、お世話にならざるを得ない、奥の深い食材である。


そしてまたしてもサンドイッチである。
こうしてみると、年がら年中ラーメンとサンドイッチしか食べてないと思われそうな傾倒ぶりである。

ここのは玉子サンドでもあっさり。茹でてもいず、さりとて油で焼いた感も薄く、不思議な食感である。
パンも厚め。

他にも海老のコキール、ライスグラタン他オススメはきりないが、実は萬春そのものに行った事はなく、私にとっては永遠の出前ナンバーワンである。

呉服・着物・和装 高知県高知市 (c) ごふく美馬.