厚顔

今日の夕刊に森元首相の長男が死去という記事が載っていた。

死者にムチ打つ気は毛頭無いが、森氏のコメントがあまりに噴飯物なので、あえて書かせてもらう。

いわく「これまで父の存在が重かったのだろう。かわいそうな事をした」

どこまでこの男は愚かなのだろう。つける薬が無い、というのはこの男の為にある言葉である。
父が偉大過ぎて、というのは他人様がコメントする時の言葉であり、評価である。
自分でこんな事を言う人間を私は他に知らない。
存在が重いのではなく、頭の中身が軽過ぎるのだ。

地元の支持者以外、日本中誰も森氏を偉大な首相だったとは思っていない。
小渕総理の急死をうけ、悪名高き五人組が密室ででっち上げた、言わば火事場泥棒的総理大臣である。

氏が幹事長になった時でさえ「自民党も堕ちたなあ」と思ったのだから、首相に成り上がった時は「自民党も終わったな」と思った。

最低の支持率に喘いだ上に神の国発言で退陣に追い込まれた事を「マスコミにしてやられた」と、いまだに勘違いしているのではないか?
神の国発言など無くても、初めから政権の正当性そのものを疑われていたのであり、もとより一国の宰相の器でなく、なってはいけない男が間違って成ったのである。

その後のキングメーカー気取り、名前が出て来る度にうんざりする。

長男は昨年酒気帯び運転でコンビニに突っ込み、県議を辞職した。

おそらくは父の跡を継いで国政へ、という道も断たれ、心身ともに荒んでいったのであろう。

厳しい言い方だが、結果的に彼を四十代の若さで死に追いやったのは父親である。
甘やかし、勘違いさせた上、とうとう命まで失わせた。

これで無常を悟り、政界を引退でもすればまだ救いもあり、父として子の供養も出来ようというものだが、何せ前述の発言である。
自分で自分の事を大物扱いするほどの知恵では、おそらく引退など思いもよらないだろう。
あまりにも、あまりにも愚かしい人ではある。

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