男のきもの暦
四月その二
四月も半ばとなると、絹ものの袷も着尽くして、この時季専用の大島が横に裂けて以来、着るものに困ります。そこで出番が回って来るのが薄手の木綿。
これは久留米絣の縞。袷にしようか単衣にしようか散々迷った揚句、結局袷にしました。でも、着て見るとやっぱり折角の細糸の木綿の良さは単衣の方が味わえたかな、と後悔。しかし縫い直すのも手間だし、これはこれでしばらく着ない訳にはいきません。
物に付き合う、というのも人間と同じような事の様で…
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