責任

昨日に続いて小言になるが、今朝の新聞で、脳科学者(専門家の中ではその肩書自体が眉唾物という認識で一致してるらしいが)の茂木健一郎が、海老蔵事件に関してインタビューに答えていた。

しかしこの御仁、あんだけ本がバカ売れして、テレビにも出まくって、そいでもって脱税どころか一銭も税金払ってなくて国税の調査受けた時に、「忙し過ぎて申告する暇がありませんでした」って言ってのけた、古今未曾有の恥知らずの輩である。

そしてわがNHKは、その事を問題とはせず、しばらくの間、司会を続けさせた。

こういうのを破廉恥という。四十年前、日本放送協会は、本人でなく、身内の不祥事でひばりを紅白から外した。

しかるに、茂木某のケースでは本人の明らかな未必の故意であるにもかかわらず、不問に付した。この事一つとっても、NHKの遵法意識などというものが、いかにちゃらんぽらんな物か、また視聴率様々の拝金主義であるか、火を見るより明らかである。

その後も茂木氏はヌケヌケと、又のうのうと蔓延り、発言権を維持している。

由々しき事である。

謝罪せずして復活する、これ226の後の日本陸軍、そして大日本帝国の衰亡の歴史の根元とは知らざりしか。

日本人の精神構造ここに極まれり。

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