フジタレル
我がマンションの庭に今度は藤が真っ盛り。四季の花が次々咲き乱れる様は、げに鏡川百花園というところである。
時代小袖などに藤の花と蜂の組み合わせが良く見られるが、ここの藤棚でも何匹もの蜂がブンブン翔んでいる。
棚の下には甘い匂いが立ち込めている。
太古から変わらぬ風景であろう。
店へ来ると、そこへ京都のお客様からの別注の藤の付け下げが出来上がって来た。
何とも間の良いこと。
昔は藤の文様は身分の高い者しか身に付ける事を許されなかった、と三條の社長が良く言っていた。
藤原家の関係か?
たしかに数有る日本の花の中でも他にない優美な姿である。
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